夜中についたその村は、Chapada dia mantinaではなく、Chapada(高くない山が広がる卓上地)はChapadaでもChapada dos Vendeirosという場所だった。
所持金は5R$(約200円)。連れてってくれた友達の友達は150R$(約6000円)を私に貸して、次の日姿を消してしまった。
Sao Jorgeという小さなヒッピー村は、クリスタルで出来た地盤の上にある村で、至る所でクリスタルを発見することが出来る。そこまで質のよくないクリスタルなら、道にゴロゴロしてる。
そしてこの村の人達がよく言うのは、少しだけ過ごすつもりで来ても天国みたいな場所なので、みんな元の場所に戻れなくなるという。実際4日間だけ行くつもりでいた私も、気がついたら3週間が経ってた。
San Jorgeに隣接してる村の名前はAuto Paraiso。ハイパラダイスという意味だ。
San Jorgeの周りにはたくさんの滝、川、壮大な大地、木々、花達、虫達、動物達、そして自然を愛する人間達が共存している。
一人で歩いていると、必ず誰かが「VAMOS!」(行こうよ!)と声をかけてくれる。三週間過ごした中で、ひとりぼっちの日は一日もなかった。村の人達はみんな顔見知りで、中には親友といえる友達も出来た。
Vale da Lua にて
ある日水が止まって、みんなの排泄物の溜まったトイレ、汚れた食器にはハエがたかっている、洗濯物も溜まる一方。川に行って、洗濯物をひとつひとつ手で洗う。
そして大雨が降った。外に食器を運び雨の水でお皿を洗う、バケツに溜めた水でトイレを掃除する、シャワーのように雨水で身体を洗う。
アフリカで雨乞いのダンスが生まれた意味が分かった、こんなに雨に感謝したのは初めての経験だった。
雨のシャワーで身体を洗うピアウィ。
インディアンたちの村
Sao Jorgeの仲間達
ここに来て一週間は写真を撮ってたんだけど、一週間を過ぎると写真を撮らなくなってた。目の前にある物が全て。心からそう感じた。自然、肌に当たる風、みんなの声、太陽の温かさ、雨のつめたさ、全てを自分に染み込ませたくて、レンズを通して世界を見るのがもったいなすぎて、カメラを使わなくなってた。今思うと、残しておけばよかったと思うけど、本当に美しい景色は全部脳と心に残ってる。絵に描いて表現したらいいや。
ここに集まる人達は本当に美しい。夜寝る前に永遠の別れのようなハグ、朝起きた時は久々に会う家族への愛のようなハグ。ハグはエナジーの交換だ。
神様の話や、自然の話、世界で何が起きてるか、音楽に合わせて花のように踊る女達、魂で楽器を奏でる男達。
折り紙やジャグリングをし、壁に絵をかき、朝までたき火のまわりで踊り歌う姿はまさに平和そのものだった。
心は豊かで、笑顔は太陽のようだった。
we are minority , but we are big.って笑う女の子。ドレッドヘアから指輪を外してプレゼントしてくれたお兄さん、同じ曲を永遠にリピートして歌うお兄さん、街の人の口癖はdont worry be happy。酔っぱらってたき火の前で寝る子、裸足で登った崖、裸で入った滝、大人数で一本のタバコをすったり、もう何から思い出していいか分からないくらい宝物がいっぱいある。
I am he as
you are he as
you are me and
we are all together.
僕=彼、君=彼、君=僕、だから僕は彼 みんな一緒
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